SSブログ

押井守監督作品との出会い  “AVALON” [映画]

 

アヴァロン Avalon

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: DVD
アヴァロン Avalon
押井監督の作品との出会いは、「甲殻機動隊」ではない。

それは、原作の士郎正宗氏の絵柄と、映画の作画のキャラが、あまりにもかけ離れていたからである。


原作の草薙素子は、もっと活発で明るい女性なのに対し、映画の彼女はずっと大人びて、どちらかというと

暗い性格に見えた。

それが、「AVALON」との出会いで、一掃されてしまったのである。

「AVALON」は、amazonの関連性のある商品に、たまたまヒットし、そこから興味を惹いた。

ゲームの仮想空間・・なんたらかんたら・・・・・・

えっ!?日本の監督なの!?日本映画?へえ~・・・・ここからf(^^;

ポチって、鑑賞すると、あっという間に、押井監督の世界に落ちてしまった。

まず、オープニング

avalon1.jpg

avalon2.jpg

どこかで見た?っと思う方も少なくないだろう。

そう、「マトリックス」のオープニングに酷似している。

ところが、「マトリックス」よりも先に、

何と!!押井監督の「甲殻機動隊」が、同類のオープニングを作成しているのである。

koukaku1.jpg

koukaku2.jpg

この2作品のオープニングには、表示方法や音響効果に差がある。

甲殻機動隊の方は、タイプライターを叩くような音で、効果音を構成させていて、画面の表面に文字を打ち出して、

やがて消え、スタッフの名前だけが残る。

それに対して、「AVALON」は、まるで金属音が、後ろから迫ってきて、自分の体を通り過ぎてから画面に文字が

当たり、奥に消えていき、スタッフの名前だけ、そこに残って表示されるような感覚である。

私は、「AVALON」のオープニングのこの音が、実に気持ちがいい。


本編の主役である、「アッシュ」は、押井監督が、「甲殻機動隊」の素子を模索して、現地(ポーランド)で選んだそうだ。


avalon3.jpg

avalon4.jpg

ストーリーは、近未来の仮想ゲームの世界を描き出している。っとだけ伝えておこう。

この映画にも、押井監督独特の謎が隠されている。

・アッシュの愛犬(この犬も、押井監督には付き物のバセットハウンド)に、このストーリー上の時代には珍しい

肉・野菜を混ぜた豪華な食事を与えようとして、いつの間にか消える。その後、クラスリアルのステージで表れる。

・本屋(図書館と思ったが、借りっ放しの様なきがして)に行って、何故か日本語の「アーサー王」関連の本を買う

しかも、中身は白紙。

・予算の面?なのか、路面電車のシーンは2回使用している。これは、昔のアニメで、よく使う方法。

・司教のおっちゃんは、何で条件も無しで、アッシュに荷担したのか?(体の要求ぐらいしても・・・d( ̄  ̄)☆\(ーー)

・ウィザードリィの仲間、スタンナの汚い食べ方のアップを、眉をひそめながら見る。(不快感)

・その時に、スタンナの後ろにいる眼鏡おっちゃんが気になる(どーでもよい!f(^^;)


自分の解釈で構いませんので、お分かりになる方、コメント下さい。


私は、個人的に、ソ連製の軍用ヘリ、「ハインドD」が見れたのに感激した。

この軍用ヘリは、前後の複座で、2機に連帯で飛行する。前のヘリが低空で、後ろのヘリが上空と、当時無敵と

称していた。(参考:パイナップルアーミー、浦沢直樹:画 工藤かずや:著)

兎に角、一度、鑑賞される事をお勧めする。


nice!(3)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 3

コメント 3

KZY

AVALONは押井監督が唯一満足のできた作品と語ってましたね。
by KZY (2008-04-20 00:52) 

まりも

でたあ~~~~~~~(>_<)
私は今ひとつわかんなかった・・・・
by まりも (2008-04-20 01:12) 

防人

>>KZYさん

nice!コメントありがとうございます。

私は、もっと予算があれば、もっと良い作品になったのではないかと思いました。今時、どうみても同じ場面を2度使用することはないのではないかと思われますが、どう思います?

>>まりもさん

コメントありがとうございます。確かに押井監督作品はヒネッってますね。
分かり難いかも。
by 防人 (2008-04-20 08:20) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

今朝の風景日産デュアリスのCM ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。